更年期障害の症状について
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のぼせ(hot flash)
暑くもないのに体がほてったようにのぼせる。このようなのぼせが一日に何回も繰り返しあらわれる。 -
発汗
首や顔にどっと汗をかく。 -
顔のほてり
顔がぽっぽとほてって潮紅する。 -
不眠
寝つきが悪い。あるいは寝ついても体が熱くなって夜中に何回も目がさめてしまう。 -
動悸
心臓に特に問題がないのに急に動悸がする。 -
めまい
瞬間的なめまいや寝返りの時めまいがするなど。 -
精神的な症状
・ 何となく憂鬱、あるいは抑うつ気分
・ 怒りっぽい
・ 気力減退
・ 精神不安定
・ 記憶力減退 -
身体障害症状
・ 肩こり、腰痛、関節痛、手のこわばり
・ つかれやすい
・ 頻尿や残尿感
・ 性交障害 - 骨粗しょう症
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動脈硬化
治療法について
(1) 漢方療法
(2) メンタルケア
(3) ホルモン補充療法(HRT)
ホルモン補充療法(HRT)について
更年期障害の原因は卵巣からのホルモンの分泌が減少し、自律神経が失調するために起こります。その自律神経の失調を回復するには卵胞ホルモン(エストロゲン(E))を補充する治療がホルモン補充療法(HRT)です。HRTにより更年期障害の多くがかなり速やかに改善します。現在HRTには内服薬と貼り薬があり保険適応です。